つまずき・誤解

つまずき・誤解

「需要が増える」と「需要量が増える」は別物 グラフの線で見分ける

「需要が増えた」と「需要量が増えた」は別の意味。レモネード屋台を例に、線の上をすべる動きと、線ごと動く(シフト)を図で見分けます。
つまずき・誤解

「限界(marginal)」は「限度」という意味ではない

限界費用・限界効用の「限界」を“上限・ぎりぎり”の意味だと思うと、経済学は一気に分からなくなります。限界=「あと1個ぶんの追加分」というだけの言葉です。
つまずき・誤解

貯蓄と投資は同じもの?違うもの?──「S=I」の正体

「貯蓄=投資」と習うのに、貯金と投資は別物に感じる。このモヤモヤは、日常語の『投資』と経済学の『投資』がずれていることが原因です。
つまずき・誤解

グラフの軸を取り違える罠──無差別曲線は右下がりとは限らない

無差別曲線は右下がり、と丸暗記していると、リスクとリターンのμ-σ平面で右上がりの曲線が出てきて混乱します。大事なのは形ではなく「軸が何か」です。
つまずき・誤解

短期の結論を長期に持ち込んでしまう罠

「金融緩和で生産が増える」「価格は費用で決まる」――正しく見えるこれらの命題も、短期か長期かで結論が逆になります。時間ではなく“変えられる範囲”で区別するのがコツです。
つまずき・誤解

「効率的」=「望ましい」ではない──独占は常に悪か

パレート効率は“一番いい状態”ではありません。効率と公平は別の話。独占も、死荷重という悪い面と、規模の経済やイノベーションというよい面の両方で見る必要があります。
つまずき・誤解

GDPが増えれば、豊かになったと言えるのか

GDPは便利な物差しですが、家事や環境、格差、余暇は測れません。GDPが測るもの・測れないものを分けて理解すると、経済の議論に振り回されなくなります。
つまずき・誤解

インフレは悪いことなのか

物価が上がるインフレは悪、と決めつけると経済政策が読めなくなります。急すぎる・予想外のインフレは害ですが、緩やかで予想されたインフレはむしろ健全。程度と予想が分かれ目です。
つまずき・誤解

貿易赤字は「損している」のか

貿易赤字=負け・損、というイメージは誤解です。赤字の裏側は海外からの資金の受け入れであり、国内の貯蓄と投資の差の反映。損得ではなくバランスの話です。
つまずき・誤解

「同率で上昇」と「同じ幅だけ上昇」で結論が逆になる──%と%ポイントの罠

金利が2%から3%になったのは「1%上昇」か「50%上昇」か。%と%ポイントを混同すると、地価の公式 P=R/(i−g) では結論が正反対になります。