第10章

準備編(数学とグラフ)

割引現在価値とは? 来年の100万円は今いくら分か

将来のお金を今の値打ちに直すのが割引現在価値。利子率5%なら来年の100万円は今の約95万円。地価や投資の土台となる考え方を、計算と表で解説します。
準備編(数学とグラフ)

永久に続く収入の現在価値が「R ÷ i」になる理由

毎年R円が永久に入るなら現在価値はR÷i。無限に足すのに答えが割り算になる理由を、毎年1万円の権利を例に解説します。地価公式の土台です。
準備編(数学とグラフ)

「%」と「%ポイント」の違い ここを間違えると結論が逆になる

金利2%→3%は「1%ポイント上昇」でも「50%上昇」でも正しい、別の言い方。差と割合の区別を、テストの点や金利の例で解説します。
経済学の共通言語

ストックとフローの違い|貯金残高と月収、地価と地代を混同しないコツ

「貯まっている量」と「流れていく量」は別ものです。貯金残高と月収、地価と地代を例に、混同しやすい二つの見方をやさしく整理します。
経済学の共通言語

弾力性とは何か:価格が変わると数量はどれだけ「敏感に」反応するか

値上げしても売れる商品と、少しの値上げで急に売れなくなる商品があります。この「反応の敏感さ」を弾力性(elasticity)と呼びます。数式を使わず、身近な例からイメージを作ります。
ミクロ経済学

土地の供給曲線はなぜ「垂直」なのか

値段が上がっても土地の量は増えません。だから土地の供給曲線は、ふつうの右上がりではなく、縦にまっすぐ立ちます。この記事は、その理由を日常の場面からゆっくりたどります。
ミクロ経済学

税の資本化:将来の税金が、いまの地価に前もって織り込まれるしくみ

土地に毎年かかる税は、これから先ずっと払う分がまとめて今の地価に反映され、値下がりという形で現れます。その結果、税が始まった時点で土地を持っていた人が、実は将来分までまとめて負担しています。この一見ふしぎな流れを、身近な中古品の例からゆっくり組み立てます。
マクロ経済学

帰属家賃 ― 持ち家の人も「自分に家賃を払っている」と考えるわけ

借家の人は家賃を払い、持ち家の人は払いません。でも住む価値は同じはず。この「見えない家賃」をどう扱うかが、帰属家賃(imputed rent)の話です。GDP統計がぶれないための工夫を、日常の例からゆっくりたどります。
不動産へのブリッジ

なぜ不動産鑑定士試験に「経済学」があるのか

地価や家賃は、需要と供給、金利、そして人々の期待という経済のしくみで動きます。経済学は、不動産の価格がなぜその水準になるのかを読み解く道具です。この記事では、経済学と不動産鑑定のつながりを、身近な例からゆっくり橋渡しします。
不動産へのブリッジ

家賃の上限規制は、本当に借り手を助けるのか──余剰と死荷重で読み解く

家賃に上限をかけると、家賃は確かに下がります。ところが借りたい人は増え、貸したい人は減ります。結果として部屋が足りなくなります。得をする人と損をする人を、消費者余剰・生産者余剰・死荷重という図の面積で見ていきます。鑑定評価で家賃や地価を考えるときの土台になる話です。