第12章

準備編(数学とグラフ)

グラフの「傾き」とは? 一次関数 y=ax+b をやさしく復習

傾きは「横に1すすむと縦がどれだけ上がるか」。一次関数 y=ax+b の a と b の意味を、坂道の例と図でゼロから解説します。
準備編(数学とグラフ)

割引現在価値とは? 来年の100万円は今いくら分か

将来のお金を今の値打ちに直すのが割引現在価値。利子率5%なら来年の100万円は今の約95万円。地価や投資の土台となる考え方を、計算と表で解説します。
マクロ経済学

所得が増えても、全部は使わない ― ケインズ型消費関数のはなし

給料が増えたとき、増えた分をまるごと使う人は多くありません。一部は使い、一部は残します。この「増えた所得のうち、いくらを消費に回すか」という感覚を式にしたものが、ケインズ型消費関数 C=a+bY です。文字の意味を、日常のお金の使い方からゆっくりほどいていきます。
マクロ経済学

臨時ボーナスで人はなぜ散財しないのか:恒常所得仮説とライフサイクル仮説

一度きりの臨時収入では、人は消費をあまり増やしません。生涯を見わたして、なるべく平らに使おうとするからです。この考え方が「恒常所得仮説」と「ライフサイクル仮説」です。なぜ一時的な減税が効きにくいのかも、ここから見えてきます。
マクロ経済学

2期間モデル入門:今のお金と来年のお金、どう分ける?

今年と来年、手元のお金をどれだけ使い、どれだけ残すか。人は貯蓄や借入を使って、消費するタイミングを自由にずらせます。このしくみを2つの時点だけで考えるのが「2期間モデル」です。予算制約線と無差別曲線という2つの道具で、いちばん満足できる使い方を見つけていきます。
マクロ経済学

財政赤字は何が問題なのか – 将来世代の負担と、景気を自動で支えるしくみ

財政赤字は、なぜ「悪いこと」と言われるのでしょうか。1年間の収支の赤字(財政赤字)と、積み上がった借金の残高(債務残高)を区別しながら、将来世代の負担や金利上昇という論点を整理します。あわせて、不況のときに景気を自動で下支えする「自動安定化装置」のしくみもやさしく解説します。
つまずき・誤解

貯蓄と投資は同じもの?違うもの?──「S=I」の正体

「貯蓄=投資」と習うのに、貯金と投資は別物に感じる。このモヤモヤは、日常語の『投資』と経済学の『投資』がずれていることが原因です。
マクロ経済学

リカードの等価定理──減税されても使わない?

国債を出して減税しても、人が「将来の増税」を見抜いて貯金に回せば、消費は増えず効果が消える――これがリカードの等価定理。現実にどこまで成り立つかも考えます。