第14章

つまずき・誤解

「需要が増える」と「需要量が増える」は別物 グラフの線で見分ける

「需要が増えた」と「需要量が増えた」は別の意味。レモネード屋台を例に、線の上をすべる動きと、線ごと動く(シフト)を図で見分けます。
経済学の共通言語

経済学の「短期」と「長期」とは?時間の長さではなく“変えられる範囲”の違い

経済学の短期と長期は、カレンダー上の時間ではなく「今すぐ変えられるものと、変えられないもの」で分けます。工場の例で、そのイメージを一からつくります。
マクロ経済学

AD曲線が右下がりになる理由——IS-LMからの作り方

総需要曲線(AD曲線)は、物価が動くとIS-LMの世界がどう変わるかを追いかけると自然に見えてきます。物価が下がると使えるお金が実質的に増え、経済全体の買う力(所得)が大きくなります。だからAD曲線は右下がりです。一本ずつ言葉でたどります。
マクロ経済学

AS曲線(総供給曲線)に3種類ある理由──「工場の余力」で形が変わる

総供給曲線(AS曲線)には、水平・右上がり・垂直の3つの形があります。なぜ1つに決まらないのでしょうか。答えは「経済にどれだけ生産の余力が残っているか」です。工場の空き具合をイメージしながら、3つの形を一本ずつ言葉で追っていきます。横軸は国民所得Y、縦軸は物価Pです。
マクロ経済学

貨幣の中立性と古典派の二分法 — お金を増やしても「本当の豊かさ」は増えない?

お金の量を2倍にすれば、みんな2倍豊かになるのでしょうか。実はそう単純ではありません。この記事では「値段の世界」と「モノの世界」を切り分ける考え方を、身近な例から順に組み立てます。
マクロ経済学

フィリップス曲線と自然失業率:失業率とインフレ率のふしぎな関係

失業率が下がると物価が上がりやすい、という右下がりの関係があります。でもそれは短い期間の話です。長い目で見ると、人々の「予想」が追いついて、関係は消えてしまいます。パン屋さんの求人を例に、フィリップス曲線と自然失業率を一歩ずつ解きほぐします。
つまずき・誤解

短期の結論を長期に持ち込んでしまう罠

「金融緩和で生産が増える」「価格は費用で決まる」――正しく見えるこれらの命題も、短期か長期かで結論が逆になります。時間ではなく“変えられる範囲”で区別するのがコツです。
マクロ経済学

名目賃金の硬直性──なぜ賃金はすぐ下がらないのか

不況でも、賃金は物の値段のようにスッとは下がりません。契約や人の心理が“下がりにくさ”を生み、それが失業の原因になる――ケインズ経済学の土台です。