第17章

経済学の共通言語

名目と実質の違いとは何か(初学者向け・不動産鑑定士試験の経済学)

給料が増えても暮らしが楽にならないのはなぜでしょうか。金額そのものを見る「名目」と、物価の影響を取り除いた中身を見る「実質」の違いを、身近な例からゆっくり整理します。
マクロ経済学

貿易黒字は「国内の貯蓄が投資を上回る」しるし ― ISバランスをやさしく

貿易黒字と聞くと、その国がもうけている合図のように感じます。ですが経済学では、それは「国内で使い切れなかったお金があった」という意味にもなります。貯蓄と投資の差が純輸出に等しい、という関係を、家計の家計簿から順に組み立てて説明します。
マクロ経済学

為替レートはどう決まるのか:円高・円安の意味から

円高・円安という言葉は、多くの初学者がつまずくところです。この記事では、外国のお金を「欲しがる人の数」という身近なイメージから出発します。ドルを欲しがる人が増えると、ドルが高くなり円が安くなる、という関係をゆっくりたどります。輸出入や金利差でお金が動き、為替レートが決まるしくみまでを、前提知識ゼロで読めるようにまとめました。
マクロ経済学

購買力平価(PPP)とは? ビッグマックで見る「同じ商品は同じ値段」の考え方

同じ商品なら世界中で同じ値段になるはず。この素朴な考えから、為替レートの長期的な目安を導くのが購買力平価です。ビッグマックの例で、無理なくイメージを作ります。
マクロ経済学

マンデル=フレミング・モデル:為替の動きで政策の効き目が変わる

同じ景気対策でも、為替のしくみが違うと効き目が正反対になります。資本が国境を自由に行き来する小さな国を舞台に、金融政策と財政政策のどちらが効くのかを、身近なお金の流れからゆっくり組み立てて解説します。
マクロ経済学

関税をかけると誰が得して誰が損する? 余剰で見る「差し引きの損」

輸入品に関税をかけると、国内の値段が上がります。消費者は損をし、国内メーカーと政府は得をします。でも足し引きすると社会全体では損が残ります。この「消えてしまう得」を、面積の図でゆっくり読み解きます。
つまずき・誤解

貿易赤字は「損している」のか

貿易赤字=負け・損、というイメージは誤解です。赤字の裏側は海外からの資金の受け入れであり、国内の貯蓄と投資の差の反映。損得ではなくバランスの話です。
データ・統計

金利・為替・失業率──マクロ統計の見どころ

景気を読むうえで欠かせない金利・為替・雇用の統計。それぞれ何を映し、どこに注目すればよいのかを一気に整理し、3つを1本の線でつなぎます。
マクロ経済学

アブソープションとISバランスを混同しない

経常収支を「生産−内需」で見るアブソープション・アプローチと、「貯蓄−投資」で見るISバランス。別物に見えて、実は同じ恒等式の言い換えです。
マクロ経済学

金利平価──金利が高い国の通貨は上がるのか、下がるのか

「金利が高い国で預ければ得」と思いきや、そう単純ではありません。高金利の通貨は将来下がると予想される――金利差と為替の予想を結ぶ金利平価の考え方です。