第19章

準備編(数学とグラフ)

「%」と「%ポイント」の違い ここを間違えると結論が逆になる

金利2%→3%は「1%ポイント上昇」でも「50%上昇」でも正しい、別の言い方。差と割合の区別を、テストの点や金利の例で解説します。
準備編(数学とグラフ)

指数と成長率 「1.02を掛け続ける」と何が起きるか(複利)

年2%成長は「1.02を毎年かける」こと。足し算ではなく掛け算で積み重なる複利を、100万円の預金と表でゼロから解説します。
経済学の共通言語

名目と実質の違いとは何か(初学者向け・不動産鑑定士試験の経済学)

給料が増えても暮らしが楽にならないのはなぜでしょうか。金額そのものを見る「名目」と、物価の影響を取り除いた中身を見る「実質」の違いを、身近な例からゆっくり整理します。
マクロ経済学

フィッシャー方程式:銀行の金利から物価の予想を引くと「本当の利回り」が見える

銀行に書かれた金利は、じつは物価上昇の予想を含んだ「見かけの数字」です。そこから物価の上がり方の予想を引くと、お金の本当の増え方が見えてきます。この考え方をまとめたのがフィッシャー方程式です。名目金利と実質金利のちがいを、貯金や借入れの身近な場面からゆっくり組み立てていきます。
マクロ経済学

フィリップス曲線と自然失業率:失業率とインフレ率のふしぎな関係

失業率が下がると物価が上がりやすい、という右下がりの関係があります。でもそれは短い期間の話です。長い目で見ると、人々の「予想」が追いついて、関係は消えてしまいます。パン屋さんの求人を例に、フィリップス曲線と自然失業率を一歩ずつ解きほぐします。
マクロ経済学

期待形成とマークアップ価格設定 — 値段の決め方と「予想が現実を作る」しくみ

企業は材料費や賃金といったコストに、一定の利幅を乗せて値段を決めます。そして人々の「物価が上がりそう」という予想が、賃金やコストを通じて、実際の物価上昇を動かします。この記事は、その二つの仕組みを身近な例からほどきます。
つまずき・誤解

インフレは悪いことなのか

物価が上がるインフレは悪、と決めつけると経済政策が読めなくなります。急すぎる・予想外のインフレは害ですが、緩やかで予想されたインフレはむしろ健全。程度と予想が分かれ目です。
つまずき・誤解

「同率で上昇」と「同じ幅だけ上昇」で結論が逆になる──%と%ポイントの罠

金利が2%から3%になったのは「1%上昇」か「50%上昇」か。%と%ポイントを混同すると、地価の公式 P=R/(i−g) では結論が正反対になります。
データ・統計

消費者物価指数(CPI)と企業物価指数(CGPI)の違い

ニュースに出る「物価」は一つではありません。私たちが買う値段のCPIと、企業間の取引価格のCGPI。川上から川下へ価格が伝わる関係として整理します。
データ・統計

金利・為替・失業率──マクロ統計の見どころ

景気を読むうえで欠かせない金利・為替・雇用の統計。それぞれ何を映し、どこに注目すればよいのかを一気に整理し、3つを1本の線でつなぎます。