重要度A

経済学の共通言語

名目と実質の違いとは何か(初学者向け・不動産鑑定士試験の経済学)

給料が増えても暮らしが楽にならないのはなぜでしょうか。金額そのものを見る「名目」と、物価の影響を取り除いた中身を見る「実質」の違いを、身近な例からゆっくり整理します。
経済学の共通言語

弾力性とは何か:価格が変わると数量はどれだけ「敏感に」反応するか

値上げしても売れる商品と、少しの値上げで急に売れなくなる商品があります。この「反応の敏感さ」を弾力性(elasticity)と呼びます。数式を使わず、身近な例からイメージを作ります。
ミクロ経済学

畑を耕す人を1人ずつ増やすと:限界生産力逓減のはなし

同じ畑で働く人を1人ずつ増やすと、増える収穫は最初こそ大きいのに、だんだん小さくなっていきます。これは怠けているからではありません。土地や道具の量が決まっているからです。この「追加1人の効果がやせ細っていく」感覚を、まず身近な場面でつかみ、そのあと経済学での呼び名と使い方につなげます。
ミクロ経済学

逆選択とモラルハザード:情報のズレが生む「取引前」と「取引後」の2つの問題

売り手と買い手で持っている情報が違うと、市場はうまく回らなくなります。悪い品ばかりが残る「逆選択」と、契約後に気が緩む「モラルハザード」。中古住宅と保険の例で、この2つの起きるタイミングの違いをやさしく整理します。
ミクロ経済学

期待値と期待効用はどう違う? 同じ平均でも「確実な方」を選ぶわけ

くじを例に、「もらえる金額の平均」である期待値と、「満足の平均」である期待効用の違いを、前提知識ゼロから順にほどいていきます。同じ期待値でも確実な方を選ぶ人がいる理由まで、ゆっくりつなげます。
ミクロ経済学

効用関数が「凹」だと、なぜリスクを嫌うのか

「効用関数が凹だからリスク回避」という一文は、言葉が三つ重なって理解を止めます。財布のお金と満足の関係から出発し、増えた喜びより減った不満のほうが大きいこと、そして確実と賭けを満足で比べると確実が勝つことを、図を使って順に組み立てます。
ミクロ経済学

確実性等価とリスクプレミアム — 「確実にいくらと同じ?」で測るリスク嫌い

当たるか外れるか分からない賭けを、「確実にいくらもらえるのと同じ」と感じるか。その金額が確実性等価です。期待値との差がリスクプレミアムで、これが払ってよい保険料の上限になります。身近なくじの例から、図をイメージしながらゆっくり見ていきます。
ミクロ経済学

リスクと収益の平面で、無差別曲線が右上がりになるのはなぜか

縦にリスク、横に収益をとった平面では、同じ満足を表す線(無差別曲線)が右上がりになります。リスクが増える分だけ収益も増えないと、割に合わないからです。軸の取り方でグラフの見え方が変わる点を、身近な例からていねいに解説します。
ミクロ経済学

パレート効率とは何か ―「ムダがない」状態をやさしく

パレート効率とは「誰かの満足を下げずには、もう誰の満足も上げられない」状態のことです。良い悪いの話ではなく、「これ以上ムダをなくせない」という意味です。日常の分け合いの例から、その考え方を一歩ずつ確かめていきます。
ミクロ経済学

エッジワースのボックス・ダイアグラムの読み方

2人が2つの品物を交換する様子を、1つの長方形の中の「1点」で表す図があります。エッジワースのボックス・ダイアグラム(Edgeworth box diagram)です。左下と右上に2人の原点を置くと、箱の中の点1つが2人の持ち分を同時に映し出します。まずは身近なおすそ分けの場面から、その読み方をゆっくり組み立てていきます。