重要度A

マクロ経済学

期待形成とマークアップ価格設定 — 値段の決め方と「予想が現実を作る」しくみ

企業は材料費や賃金といったコストに、一定の利幅を乗せて値段を決めます。そして人々の「物価が上がりそう」という予想が、賃金やコストを通じて、実際の物価上昇を動かします。この記事は、その二つの仕組みを身近な例からほどきます。
つまずき・誤解

貯蓄と投資は同じもの?違うもの?──「S=I」の正体

「貯蓄=投資」と習うのに、貯金と投資は別物に感じる。このモヤモヤは、日常語の『投資』と経済学の『投資』がずれていることが原因です。
つまずき・誤解

インフレは悪いことなのか

物価が上がるインフレは悪、と決めつけると経済政策が読めなくなります。急すぎる・予想外のインフレは害ですが、緩やかで予想されたインフレはむしろ健全。程度と予想が分かれ目です。
つまずき・誤解

貿易赤字は「損している」のか

貿易赤字=負け・損、というイメージは誤解です。赤字の裏側は海外からの資金の受け入れであり、国内の貯蓄と投資の差の反映。損得ではなくバランスの話です。
データ・統計

金利・為替・失業率──マクロ統計の見どころ

景気を読むうえで欠かせない金利・為替・雇用の統計。それぞれ何を映し、どこに注目すればよいのかを一気に整理し、3つを1本の線でつなぎます。
ミクロ経済学

生産関数と等量曲線──無差別曲線とそっくりな理由

消費者に無差別曲線があるように、企業には等量曲線があります。同じ生産量を作れる労働と資本の組合せを結んだ線で、形も考え方も無差別曲線そっくりです。
ミクロ経済学

自然独占のジレンマ──効率的に価格を決めると赤字になる

電気・水道・鉄道が1社なのには理由があります。規模が大きいほど安くなる産業では、1社が担うのが最も効率的。でも“効率的な価格”にすると赤字になるジレンマが生まれます。
ミクロ経済学

買手独占(monopsony)──雇う側が1社しかない町

売る側が1社なら独占。では“雇う側”が1社ならどうなる?企業城下町のように働き口が1つだと、賃金も雇用も競争より低く抑えられます。買手独占のしくみです。
マクロ経済学

名目賃金の硬直性──なぜ賃金はすぐ下がらないのか

不況でも、賃金は物の値段のようにスッとは下がりません。契約や人の心理が“下がりにくさ”を生み、それが失業の原因になる――ケインズ経済学の土台です。
マクロ経済学

金利平価──金利が高い国の通貨は上がるのか、下がるのか

「金利が高い国で預ければ得」と思いきや、そう単純ではありません。高金利の通貨は将来下がると予想される――金利差と為替の予想を結ぶ金利平価の考え方です。