〔問題〕
不動産の価格に関する諸原則に関する次のイからホまでの記述のうち、正しいものをすべて掲げた組合せはどれか。
イ 不動産鑑定評価基準総論第7章では、割引率の求め方として「金融資産の利回りに不動産の個別性を加味して求める方法」が例示されているが、これは、代替の原則の活用例である。
ロ 代替の原則は、不動産の価格に関する諸原則の1つであるが、不動産の賃料を求める鑑定評価の手法においても活用が求められる。
ハ 均衡の原則は、不動産はその属する地域の特性と均衡することにより、最有効使用の状態を実現できるとする原則である。
ニ 最有効使用の原則は、鑑定評価の三方式(原価方式、比較方式、収益方式)のそれぞれと関連している。
ホ 予測の原則により、不動産の価格は、価格形成要因の変動についての市場参加者による予測によって左右されるので、不動産の鑑定評価では、不動産鑑定士が市場参加者の観点から予測を行うが、予測にあたり過去の推移の分析は不要である。
⑴ イとハ
⑵ ロとニ
⑶ ハとホ
⑷ イとロとニ
⑸ ハとニとホ